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導入企業の担当者インタビュー

耐久性とエコロジーで
ボランティア活動をサポートしたKeeplus

サイモン・ロジャースさん(セーフティー・オフィサー)
向坂英明さん(ボランティアコーディネーター)
2011年10月現在

2011/10/24

国際交流を主な目的として設立され、世界一周クルーズなどで知られる「ピースボート(Peace Boat)」は、これまでの航海を通じて生まれたネットワークを活かした独自の国際協力プロジェクトやボランティアなど幅広く活動するNGO(非政府組織)です。その中で、2011年3月11日に発生した東日本大震災を機に結成された緊急支援チームは、物資の輸送にとどまらず、炊き出しや泥のかき出しなど多岐にわたり、その活動は高く評価されています。『Keeplus』は、チーム行動の要ともなるセーフティーマニュアルに採用され、耐久性とエコロジーで、ボランティア活動を強力にサポートしました。

耐久性は人命救助にも関わる重要なポイント

アウトドアにぴったりな紙Keeplus

Q 石からできた『Keeplus』をセーフティーマニュアルの素材に採用するきっかけを教えていただけますでしょうか?

サイモンさん  最初は、A4の普通の紙をファイルに入れたり、4つ折りにたたんで、ポケットに入れたり出したり、時には雨に遭ったりと様々な面での、耐久性のある素材でできたマニュアルの必要性を感じていました。そこで紙のサンプルの中から耐久性を評価して『Keeplus』をチョイスしたのですが、石からできたということはあまり意識しませんでしたね。

Q やはり耐久性重視ということでしょうか?

サイモンさん 例えば、被災地で負傷した人を発見した場合、ケガの度合いによって、ボランティアスタッフの取る行動が細かく変わるわけですが、その判断基準となるのがセーフティーマニュアルになるわけです。ボロボロだったりインクが滲んで肝心なページを見ることができなかったら一大事で、人命にも関わることですから最も重要ですね。実際、石巻などの被災地で使用しましたが、雨にも耐えられるので大変気に入っています。最初は、耐久性にフォーカスし検討していましたので、今、あらためて、「石からできた紙」というのを聞くとビックリしますね(笑)。

団体としてのピースボートの信用度をKeeplusでアピール

マップにも最適Keeplus

Q 完成したKeeplusでできたセーフティーマニュアルの評判はいかがですか?

向坂さん セーフティーマニュアルは、被災地で実際に使うほかに、被災地に行く前の講習会でも使用しています。さらには、企業レベルでのボランティア参加というのも多くなりましたので企業の担当の方や、ボランティアを受け入れる自治体の方とも打ち合わせる機会があり、このセーフティーマニュアルをお見せして、ボランティア活動の概要を説明するのに役立てています。そういう意味では、ちゃんとしたマニュアルがあるということで、ピースボートの団体としての信用度をお伝えできたと思います。

Q 実際に活動のプラスに役立ちましたでしょうか?

向坂さん  ピースボートの歴史の中で培った組織力を駆使して、延べ4万人ものボランティアスタッフを東北の被災地や豪雨で被害のあった和歌山県に派遣できたのは多方面で評価を頂いています。それに我々は、ただ単にスタッフを派遣するだけなく、ピースボートで育てたボランティアコーディネーターが現地でテントの設営の仕方や炊き出しなど、率先してボランティアをまとめられるのが特徴です。ところが、心ないボランティアが、現地に迷惑を掛けているといった一部のマスコミによる偏った報道で、実際に人数が必要な時期に集まらず、困ったことがありました。そんなときも地道にマニュアルを持って企業を回るなどしてボランティアスタッフの確保に努めました。組織の広報ツールとしての役割も果たせたかも知れません。

Q 幅広く活躍できたKeeplusは、環境にも配慮していますが、印象はいかがでしょうか?

サイモンさん  森林を伐採せず、水を使わないで作るストーンペーパーはとてもエコロジーです。今の時代にとても合っている素材ですね。

向坂さん  人にも自然にも優しい『Keeplus』は、ピースボートの精神にも通じるところがあるように思います。環境保護にも配慮しながらのボランティア活動を今後も心がけたいと思っています。